女性の妊娠可能期間・卵子の老化

女性には妊娠可能期間があります。もちろん、生理が来なくなり閉経したら妊娠はしないということはご存じでしょう。女性の閉経は平均で50歳前後です。ですが実際は閉経する何年も前から、加齢とともに妊娠しづらくなっているのです。生理の1周期辺りの平均妊娠率は30歳までは25〜30%ですが、40歳では5%、45歳では1%まで低下します。

加齢とともに妊娠し辛くなる理由は卵子の減少、そして卵子の老化です。卵子の元となる細胞は生まれる前に作られていて、年齢とともに減少していきます。卵子の数は個人差が大きいですが、加齢により少なくなっていくことは変わりません。つまり、元から卵子の数が少ない人は早めに妊活を開始する必要があるのです。最近ではAMH検査により、卵巣内にある卵胞の量を調べることができます。

 

さらに、卵子の質も加齢とともに落ちていきます。質が低下すると、受精しづらくなり、また受精卵も育ちにくくなります。自然妊娠だけで無く体外受精の成功率も低下します。卵子が老化しているとたとえ不妊治療を受けても出産にいたるのは難しくなるのです。またダウン症など染色体異常の発生率も高まってしまいます。

 

適度な運動を取り入れストレスをためないようにし、抗酸化物質を摂取するなどによって老化のスピードをある程度遅くすることは可能だと考えられます。卵子の質を良くするというのは、卵子の老化をなるべく防ぐことと言って良いでしょう。ただし、老化を止めることそのものは不可能で、妊娠可能期間というのはどうしても限界があります。